ボルトをはずす秘密兵器

DSCN6776
ヤマハG2のオーバーホール。実は先日からヤマハG3Eのオーバーホールに取りかかっているのですが、それよりも古いG2が入荷したので、同じならとこちらも分解にかかっています。
まず弦をすべてはずしていきます。伸びきっていて針金みたいな状態です。
DSCN6783
一応、弦はすべて取り外しました。チューニングピンをすべて取り、鉄骨フレームを下ろすためにたくさんのボルトをはずすのですが、となりにあるG3Eでは長い大きなボルトがほとんど途中で折れてしまって、大変な作業になりました。
はたしてこのG2のボルトは言うことを聞いてくれるか。
DSCN6786
やはり駄目でした。まったく動きません。こんなこともあろうかと、先日ネットで探しておいた秘密兵器を使用。潤滑剤なのですが、浸透性にすぐれていて、中へ中へ浸透してくれます。ゆっくり、じわじわと固いネジを緩めたり締めたりしている内に、今まで全く動かなかったネジがすこしずつ動き初め、画像のようにはずれてくれました。大成功です。周囲のボルトは10個あるのですが、すべてうまく外れました。あすはフレームを下ろせそうです。

木目ピアノの塗り替え

DSCN6769
甚大な被害をもたらした雨も、今日はうそのような天気で、被災者の方には申し訳ないのですがやれやれといった感じで久しぶりの外での作業に汗を流しました。
ヤマハのW101という木目のピアノ。ウォルナットのいい感じの色なのですが、もう少し落ち着いた深みのある色合いにカスタマイズしていきます。
まずピアノをバラバラにして、その部品ごとに木目の上に塗ってあるウレタン塗料を落とす作業です。
DSCN6771
あらかた剥離剤で中塗り塗料、上塗り塗料をおとしてから、サンダーをかけて元の木目を出します。すべての部品の塗料をまず落とし、それから新しく塗装をしていきます。今日は暑さが半端ではなく、思っていた半分もできませんでした。熱中症寸前です。

響板割れの修理

DSCN6761
先日入荷したヤマハG3E。響板の古いニスをシンナーで取っているところ。きれいな響板が出てきました。
DSCN6764
古いニスや汚れを取り去ると、何カ所かヒビが走っているのがよく分かります。このままでは響きの連続性が無くなったり雑音の原因になります。
DSCN6765
まず割れが走っているところを専用の工具でV字型に広げます。
DSCN6766
そこへ響板と同じスプルース材のV字に整形したのを埋め込みます。
DSCN6767
よく叩き込んで接着剤が乾いてから、小がんなで出た部分を削り取ります。
DSCN6768
平らになったら完成です。このあと響板全体をサンダーで整え、新しくニスを塗って仕上げます。
今しかできない作業で、弦を張ってしまっては取り返しがつきません。修理はこんなことの積み上げ、繰り返しで、小さいことでも手を抜くとあとでしっぺ返しをくらいます。
記事検索
月別アーカイブ
プロフィール

piakobo

カテゴリ別アーカイブ
タグクラウド
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ