鍵盤の下にあるピンで真ん中のバランスピン88か所、手前のフロントピン88か所すべてきれいに錆をとり、ピカピカにしました。これで鍵盤の動きがスムーズになります。赤いクロスや緑のクロスも新しいのに交換しておきます。
全体の半分ほどがハンマーの動きが悪く修理しています。
アクションを取り付け音を出していると、キシンキシンと変な音が混じる箇所が。これはハンマーとシャンクという棒との接着が不良のため。ハンマーを専用の工具ではずします。
にかわでしっかりと接着。これで変な音は混じりません。
ハンマーもすべてファイリングし、整音も済ませ、鍵盤の高さや深さの調整をし、次はアクションの調整にはいります。この時点で、最初の音とは全く違う、深みのある音になっています。
アクション調整を徹底的にすることで、ppp~fffの音を揃えていきます。ここからが本番です。
ある先生の依頼でカワイのKu1Bというピアノが入荷。あるツテで貰われたピアノ。
弾いてみるとずいぶんと音が硬い感じがしたとのこと。先生としては外観しか判断できないので、すくなくともレッスン用に使えるピアノにして欲しいということで我が工房に。
昭和46年ということは、42年前のピアノ。私もこのピアノはよく販売していました。カワイに入ってしばらくの頃です。
平成19年までは調律がされており、程度は良い方です。
ただホコリや錆がだいぶと気になります。
虫にもやられています。
レッスン室に置いて使っていきたいとのことですので、この辺はきちっと修理しておく必要があります。弦も錆が進行。響きが悪く42年はやはりきびしい。本当は弦交換すると良いのですが。
ハンマーの状態は明らかに悪い。まだ十分厚みがあるので、ハンマー整形をし、整音をするとペチャっとした鳴り方と金属的な硬い音は解消されます。
近々、先生に現状を見てもらい方向性を決めて、修理にかかりたいと思います。
弾いてみるとずいぶんと音が硬い感じがしたとのこと。先生としては外観しか判断できないので、すくなくともレッスン用に使えるピアノにして欲しいということで我が工房に。
昭和46年ということは、42年前のピアノ。私もこのピアノはよく販売していました。カワイに入ってしばらくの頃です。
平成19年までは調律がされており、程度は良い方です。
ただホコリや錆がだいぶと気になります。
虫にもやられています。
レッスン室に置いて使っていきたいとのことですので、この辺はきちっと修理しておく必要があります。弦も錆が進行。響きが悪く42年はやはりきびしい。本当は弦交換すると良いのですが。
ハンマーの状態は明らかに悪い。まだ十分厚みがあるので、ハンマー整形をし、整音をするとペチャっとした鳴り方と金属的な硬い音は解消されます。
近々、先生に現状を見てもらい方向性を決めて、修理にかかりたいと思います。
記事検索
最新記事
月別アーカイブ
プロフィール
piakobo
タグクラウド
QRコード