岸本さんOr修理 001
オルガン修理再開。
鍵盤がだいぶひどい状態。
1鍵だけ磨いてみました。なんとかましになりそうですが、黒鍵はどうするか?依頼主と相談中。
黒檀を使ってあるが、長年の使用ですり減っています。
鍵盤の裏のブッシングクロスも全部張替を予定。
岸本さんOr修理 002
ふいごの大きい方は張替完了。2個の小さい方を分解して張替中。ラバークロスの裏側に厚手のボール紙が貼ってあり、これも寸法取りをしてニカワで貼付けました。
このオルガンは明治と思っていましたが、いろいろ調べてみると多分大正時代のもの。
下の部品ははずした大正の部品。
修理していて感じるのは、皮とか良質の木材とかは長もちしますね。今は便利な材料が身近にいっぱいありますが、はたして50年100年というスタンスで考えた場合、ほとんど失格のような気がします。
修理して使い、また修理して使うという文化が根付いていったらよいと思いますが。