ヤマハU1A、30年前のピアノで調律も28年間されていません。
お孫さんが使われるとのことで移動と修理依頼がありました。
音の狂いは相当ですが、それ以外に直さなければならない箇所が結構あります。
まず鍵盤。小口といって手前の部分が相当黄色くなっています。
このU1Aのタイプは普通の小口の材料と異なり、はがすのが大変です。
全部きれいにはがして、新しい小口を圧着しています。
少し大きめの小口を、鍵盤幅に合わせてきれいに揃えます。
クロスも虫に喰われていました。真ん中のバランスブッシングクロスと、手前のフロントブッシングクロスを貼り替えます。古いクロスは蒸気を当てて取るのでその時に虫の卵も駆除できます。
ハンマーを戻すバネがあり、それをひっかけているコード。バットフレンジコードといいますが、手で触るだけで
ボロっと取れるほど。新しく貼り替えです。ハンマーも弦の溝がくっきりとついていました。おまけに弦が錆びていたので、ハンマーのてっぺんが錆びで汚れていました。ファイリングといって、専用のペーパーで形を整え溝をとります。
まだまだやることが一杯ありますが、いいピアノに生まれ変わりそうです。
お孫さんが使われるとのことで移動と修理依頼がありました。
音の狂いは相当ですが、それ以外に直さなければならない箇所が結構あります。
まず鍵盤。小口といって手前の部分が相当黄色くなっています。
このU1Aのタイプは普通の小口の材料と異なり、はがすのが大変です。
全部きれいにはがして、新しい小口を圧着しています。
少し大きめの小口を、鍵盤幅に合わせてきれいに揃えます。
クロスも虫に喰われていました。真ん中のバランスブッシングクロスと、手前のフロントブッシングクロスを貼り替えます。古いクロスは蒸気を当てて取るのでその時に虫の卵も駆除できます。
ハンマーを戻すバネがあり、それをひっかけているコード。バットフレンジコードといいますが、手で触るだけで
ボロっと取れるほど。新しく貼り替えです。ハンマーも弦の溝がくっきりとついていました。おまけに弦が錆びていたので、ハンマーのてっぺんが錆びで汚れていました。ファイリングといって、専用のペーパーで形を整え溝をとります。
まだまだやることが一杯ありますが、いいピアノに生まれ変わりそうです。