グランドの調律2件 002
今日は大津市のS先生のグランドの調律。今年の春には湿気の影響でダンパーという音を止める部品の動きが悪く、すこし音が残る箇所がありましたが、今回は大丈夫のようです。ピアノは湿気の影響を受けやすく、すぐに動きに現れます。鍵盤を叩いたあと、音が出るまでピアノの中では複雑な「からくり」のアクションという部品群があって、動きを制御しているのはバネとかではなく自然の重力です。すべてぎりぎりのところで調整してあるので、どうしても湿気とかで木やクロスが膨らんだりすると途端に動きが悪くなるわけです。
調律という作業は音を合わせるだけでなく、鍵盤やアクションの動きを快適にする「整調」という作業も大事なわけです。
グランドの調律2件 003
2軒めはこれも大津にあるカルチャーセンターのピアノ。結構使われていて、以前一度ハンマーを整形(ファイリング)したのですが、またそろそろハンマーの形が崩れてきています。弦も錆の進行がすすんでいて、一度じっくりと修理する必要があります。
このあと、本日3軒目のグランドの調律で守山のコミュニティーセンターに行ったのですが、日曜日にあるピアノコンサートのリハ中で、出来ませんでした。また明日時間がとれれば伺う予定。
夕方は、ホームページを見てお問い合わせいただいた栗東市のMさん宅へ。
アップライトピアノと思っていたら、グランドでした。
4日前に調律をしてもらったらしいのですが、なにかしっくりこない ということで依頼がありました。
リニューアルのグランドピアノということで、買われたばかりですが、ハンマー、弦、アクション、鍵盤関係に問題がありました。コンクール入賞をめざして頑張っておられる小3の娘さん。もっといい音に、もっと弾きやすいピアノになるはず。25日に預かって修理の予定です。
今日は1日グランドピアノでした。