京都のHさんのピアノ。鍵盤の汚れをおとしていきます。約60年の湿気やカビ、よごれが染みついています。
星加さんのピアノ 003
蝶番も錆を徹底的に取って、コーティング。新品のようになりました。
星加さんのピアノ 004
弦の錆取り、プレッシャーバーも根気よく磨き、チューニングピンもきれいに。
星加さんのピアノ 005
左側の塗装面が、多分長年お日様にあたっていて、塗膜が劣化していました。
この画像は、すでに塗膜(カシューが使ってありました。)を落とし、水性のステインを数回塗り込んだ状態です。
このあと、まだ3~4回ステインで色づけをし、下塗り・上塗り(透明のポリウレタン)でしあげるつもりです。
星加さんのピアノ 006
ハンマーも新品のようになりました。
星加さんのピアノ 009
ただハンマーの動きがすこぶる悪く、バットフレンジという部品のセンターピンを交換しないとだめのようです。
星加さんのピアノ 007
白鍵の小口も新しく張り替えます。専用の接着剤で圧着しているところ。
25日に納品する予定なので、一気に各作業を集中してやっています。明日も調律の合間をみてするつもりですが、この時でないと出来ないと思うと、これもしておこう、あれもしておこうと、ついつい仕事が増えていってしまいます。今日は朝早くから作業を開始し、そのあと調律に3軒まわり、工房に帰ってから夜9時半までねばって作業をしました。少し先が見えてきた感じです。
星加さんのピアノ 007

星加さんのピアノ 001