大石さまU3H、工房全景 001
ヤマハのU3H。お孫さんがこれから40年、50年使っていけるように直して欲しいとのことで、
ご実家の三重県熊野市から当工房に。およそ40年ほど前のピアノで、メンテもだいぶと飛んでいます。
ハンマー交換、弦の総交換、アクションの交換等々やるべきことは一杯ありますが、大概はそこまで予算がないので、ということで中途半端な修理に終わるケースが多いのですが、Oさんのご希望と、きちっとご予算も組んでいただき、早速オーバーホールにかかります。
大石さんのオーバーホール 001
外装関係も多分、犬か猫かがいたのか、結構深い傷が多くついていてパテ埋め~塗装の修理になり、すべての部品をはずしにかかります。
大石さんのオーバーホール 007
注文しておいた部品もぞくぞく到着です。
大石さんのオーバーホール 010
ハンマーはドイツのアベル社。あったかく気持ちの良い音をだしてくれます。
弦はこれもドイツのレスロー社。スタインウェイのピアノに使われているので有名です。
大石さんのオーバーホール 017
とりあえずすべてのアクション部品をはずしていきます。おもてから見ていてもわかりませんが、結構劣化が進行しています。今後50年以上使えるようフェルト・クロス関係はほとんど交換します。
時間も十分もらっているので、徹底して精密に仕上げていくつもりです。