冨江先生の調律 002
今日(19日)はいつもお世話になっているT先生の調律に行ってきました。
ヤマハのG2Eと、これもヤマハのU1H。こちらのほうはご結婚された時に再生したのをご購入していただきました。いつもグラントピアノの調律を先にしてそのあとアップライトという順番にしていますが、グランドとアップの違いをすごく感じます。まず音が違うのは当然ですが弾いた時の鍵盤のわずかな抵抗感というのがアップには無くてグランドには指先にわずかですが鍵盤の存在感みたいなものがあるように思います。
技術的にはその存在感みたいな抵抗の度合を大きくしたり小さくしたり鍵盤の反応(リアクション)を調整することが可能で、むしろその辺がピアノ技術の醍醐味でもあるわけです。ただこれがむずかしい。
ピアノのメーカー、器種、使われ方、弾く人の個性、希望等々。1台1台違うわけです。その辺を的確に把握し希望をかなえてあげられる技術力というのは、やはりすごいわけで、毎日の絶え間ない訓練と勉強がいつまでも必要ですね。