ドルファーアクション修理とNO500 005

ドルファーピアノのアクション修理、特にフレンジといって関節部分にあたる部品の動きがまずい状態に。
ドルファーアクション修理とNO500 006
古いセンターピンを抜き去ります。
ドルファーアクション修理とNO500 007
クロスを専用の針のような工具で少し広げます。
ドルファーアクション修理とNO500 008
センターピンも新しいのに交換。番手の21番が1.3㎜、20半が1、275㎜
20が1,250㎜、このピアノのバットのピンは19半 つまり1,225㎜の直径のセンターピンが
入っていました。ヤマハやカワイはほとんどが21番が入っています。
ドルファーアクション修理とNO500 009
動きが軽快になりました。
この関節のような構造が他にダンパー、ウィペン、ジャックにもあり、それぞれ88か所の修理をしました。
つまり写真のバットのフレンジを含めて88×4か所ということになります。
今日は工房で作業をしているときに、このピアノの修理を依頼していただいたKさんご一家が来店。
修理の途中を見学していただきました。
台風の影響で塗装の作業にはいれません。完成が少し遅れるかもしれませんが、Kさんのピアノの修理にこれから毎日全力です。もう少しお待ちください。