2011年08月

KG3Cの張弦

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しばらく放っておいた弦張りを再開。中・高音も張り終え、低音部の巻線にかかります。レスロー(独)の芯線にデーゲン(独)の銅線を巻いた最強の弦。
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輝くばかりに美しい。
これから弦間隔の調整やチューニングピンに巻いたコイル状の弦のメーキングをして、少しづつ張力を高めていきます。

グレン・グールドのゴルトベルク変奏曲

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あるところで、「グレン・グールドのピアノ」という本が出たのを知り、早速手にいれて読んでいますが、これが最高。
今私のテーマにしている「ピアノの最高のタッチを作る」という課題にぴったり。
YouTubeでグールドの演奏の画像を見てその奇抜な演奏スタイルと、繊細なタッチを意のままにあやつるテクニックに度肝を抜かれ、すぐさまDVDをネットで注文して、それをさっきから何度も見ています。
強くもなく弱くもなく、鍵盤が指にまつわりつく感じで俊敏に動いている様子、鍵盤の奥のアクション内部まで見えると良いのですが。その辺はアクション機構(ハンマーの動き、ジャックの抜け、レペティションレバーやバックチェックの状態など)想像しながら、なめるように映像を見ています。

GP消音取付とハンマー交換、同時進行

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グランドピアノのハンマー交換と消音取付、どちらも最終の追い込みに入っています。
ハンマー交換の方はハンマーテールの形状がだいぶ変わったので、バックチェックの調整に結構手間取りました。明日ピアノに入れてハンマー間隔~弦あたりの調整をします。
消音のほうは自動演奏装置との取り合いがやはり難しく、悪戦苦闘。おまけに雑音まで出てくる始末。あと何回かテストして完成の予定。

グランドピアノに消音装置(マジックスター)の取り付け

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消音装置を取り付ける前に鍵盤のバランスピンとフロントピンの錆とりをします。
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白いのは研磨剤を塗ったため。1本づつ丁寧に磨いていきます。
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新品のようになりました。
鍵盤のほうも動きがスムーズになるよう調整します。
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鍵盤の下にセンサーをいれていきます。マジックスターはここが超薄型になったため今までは工場送りだった取り付けも現地でできるようになりました。黒鍵をはめて間隔を調整しています。このへんはさほど難しくないのですが、問題はハンマーストップの装置を取り付ける作業。
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相当複雑な様相になっていますが、もともと自動演奏に消音の後付はできないということが、本当によくわかりました。もうすでに組み込みが終わっていますのでわかりませんが、いろいろ削ったり細工したり完全なオリジナルです。
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自動演奏と消音が両立すること、お互いが干渉しないこと、かつ各々の調整ができること、またグランドの本来のアクション調整のために装置が簡単に取り外しできること等々。なんとかクリアーできたが、実際にグランドピアノに取り付けた時にどうかということが心配。あともう少し微調整してみます。

ニカワでハンマー接着

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板状のニカワを細かく砕いて湯に溶かし、使いやすい粘度にします。ハンマー接着なので、少し濃いめにしました。
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シャンクという棒にニカワをつけます。
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ハンマーをぐるぐる回しながら入れていきます。
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少し傾いたりしていますが、この後何回も微調整して直していきます。
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