2011年12月

U1H納品

大冨さんU1H納品 001
今日は京田辺市のOさんの納品に行ってきました。
新聞に載っていた小さな記事をみつけていただき、ピアノと工房を見たいと電話があり、
遠路京田辺市から奥様と一緒に我が工房に来られました。
ご自身も工務店を経営されており、修理中のピアノや部品、機械工具等々を興味深く見られ、そのあと工作談義に花が咲きました。
このOさんの、工務店の一角に建てられたショールームももちろんOさんの作。
テーブルや椅子も見事なもんです。
音出しをしましたが、30㎜厚の杉板、珪素土の壁、5mほどの天井に囲まれ程よいナチュラルな気持ちのいい響きでした。来春にはOさんの知り合いのピアニストに来てもらってコンサートをするとのこと。ぜひその時は伺いたいと思います。

鍵盤が重い

GP鍵盤重さ調整 001

グランドピアノの鍵盤が重いとのことで、計ってみると62~65㌘。
鍵盤の調整やアクションの整調、摩擦部分の潤滑等々、まずその辺からの作業。
GP鍵盤重さ調整 002

毎回調律をしているので、そんなに寸法的には狂いはありません。
今回、先生の子供さんがタッチが重くて弾きたくない とのことなので弾きやすく、反応の良い状態に調整をします。
GP鍵盤重さ調整 004

整調もすべて終え、鍵盤ひとつづつ重さを計っています。
一応めざすところは54~56㌘で鍵盤がさがり、今度は下がった状態の鍵盤に23~25㌘の重りを置いて鍵盤がジワっと上がってくる の感じ。9グラムと13グラムの鉛の重りを使い、鍵盤に入れる位置を1鍵毎に計っていきます。

BL12の親板はがれ

オルガンの鍵盤 002

うまという台にピアノを乗せて底板をはずしたところ、親板(ピアノの側板)が下の方で反って大きなすきまができていました。
オルガンの鍵盤 001

外からだけでは絶対にわからない故障です。この隙間が拡大していくと、とんでもないことになります。
オルガンの鍵盤 004

アメリカ製のタイトボンドを隙間に注入して、クランプで締めます。他にもないかこの際詳しく点検してみます。

カワイBL12の修理とクリーニング

BL12(有田さま) 001

カワイBL12。この当時のカワイピアノは今から考えるとしっかりと作ってあり、手を入れる甲斐があります。
ペダルは中まで錆がまわっています。これも新品のようにピカピカにします。
BL12(有田さま) 003

脚の部分は実は鉄製で、中から鉄さびが出てきています。
BL12(有田さま) 004

ピアノを寝かして底板を取り、キャスターも外し脚柱をとり、問題の部分(妻土台という)をはずしにかかります。
BL12(有田さま) 005

無事とれました。鍵盤のふたや、その他の塗装の必要なパーツと一緒に後日塗装修理です。
鍵盤の重さ調整やアクションの修理等々たくさんすることがあるピアノですが、良いピアノに変身する予感がひしひしと感じるピアノです。じっくりととりかかっていきます。

足踏み式オルガン

オルガンとGPアクション 001

足踏み式オルガンの修理依頼。
調律に伺っている先生の祖母にあたる方が明治の頃、幼少の時に買ってもらったというヤマハのオルガン。それ以来先生のご両親、先生ご自身も子供のころ使っておられたという想い出の詰まったオルガン。残念ながら音がでません。
オルガンとGPアクション 002
5~6年前に教会で使うために、一度修理に出されたのですが、すぐ音が出なくなってしまったとのこと。
今回工房に持ち帰り、徹底的に分解修理の開始です。
ペダルひもが片方切れているのはわかっているのですが、どうもほうぼうで空気もれがあるみたい。
オルガンと椅子修理 006

あちこちで空気もれ。
オルガンと椅子修理 008

オルガンと椅子修理 012

オルガンと椅子修理 010

とにかく出来るだけ分解して虫に食われたフェルト・クロスの張替からスタート。
オルガンと椅子修理 013

リードはざっと見たところ大丈夫そうです。今のところ音が出ないので、いくつか口にあてて強く吸って検査してみると、案外太い良い音がでます。昔はこうしてよくリードの鳴りの確認をしていました。
音がでるようになった時点で、音程の調整もしたいと思います。
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