2012年01月

猫のいたずら

アポロ中村さま 001
ネズミの被害にあったピアノは今まで何回も修理してきましたが、今回はネズミではなく猫。
ピアノの上からおしっこをするので、天板の丁番の間からしたたり落ち、中の弦を直撃。あらゆるところが錆び錆です。
アポロ中村さま 012
低音部分の巻線は完全にやられています。
さわればボロボロ状態。
アポロ中村さま 014
巻線をはずしていつも作ってもらっているところで全く同じサイズ・太さの巻線を製作してもらうため、現物を送ります。
アポロ中村さま 016
チューニングピンもすべて新しいのに替えます。
アポロ中村さま 020
下の方の部分。錆を取り、フェルトを貼り足し、金粉塗装をしました。
アポロ中村さま 021
上部も錆を取り、きれいに磨いて金粉塗装。これで猫ちゃんのニオイもなくなりました。
巻線が届くまで、アクションや鍵盤、他の塗装関係をじっくりとしていきます。

修理の文化

岸本さんOr修理 001
オルガン修理再開。
鍵盤がだいぶひどい状態。
1鍵だけ磨いてみました。なんとかましになりそうですが、黒鍵はどうするか?依頼主と相談中。
黒檀を使ってあるが、長年の使用ですり減っています。
鍵盤の裏のブッシングクロスも全部張替を予定。
岸本さんOr修理 002
ふいごの大きい方は張替完了。2個の小さい方を分解して張替中。ラバークロスの裏側に厚手のボール紙が貼ってあり、これも寸法取りをしてニカワで貼付けました。
このオルガンは明治と思っていましたが、いろいろ調べてみると多分大正時代のもの。
下の部品ははずした大正の部品。
修理していて感じるのは、皮とか良質の木材とかは長もちしますね。今は便利な材料が身近にいっぱいありますが、はたして50年100年というスタンスで考えた場合、ほとんど失格のような気がします。
修理して使い、また修理して使うという文化が根付いていったらよいと思いますが。

ピアノのカギ

オルガン修理と鍵箱 004
先日調律をし終わったあと、多分小学校1年生くらいだと思いますが、きらきら星変奏曲を弾いてくれました。
それがびっくりするくらい上手。表現もしっかりできている。感心しました。
そのあと、ピアノの鍵穴を指さして「これは何をするところ?」と聞いたので鍵のことを説明。
あいにく鍵がついてなかったので、「探してまた持ってきてあげるね」と言ったまま1か月。
多分こどもはしっかりと覚えているんでしょうね。おじさんはずっと忙しかったのですっかりと忘れていまっていました。カギを渡すだけでは芸がないので罪滅ぼしに、鍵を入れる箱を作ってみました。
キーボックス 001
鍵盤と、カギとト音記号をデザインして、ニスを塗って仕上げました。2~3日中に届けたいと思います。
よろこんでくれるかな?

オルガンの修理(ふいご)

オルガン修理と鍵箱 001
2台のうち後に入ってきた足踏み式オルガン。車でいうとエンジン部分を取り出しました。
ベルトは切れかかっています。
一応空気もれはないようですが。
オルガン修理と鍵箱 003
仔細に点検してみるとやはりラバークロスが相当劣化しています。触るとボロボロと表面がはがれます。
大袋も二つの小袋も張替が必要
オルガン修理と鍵箱 002
小袋の「あおりバネ」が片方切れています。
この部品、部品屋さんに問い合わせしましたが、もう在庫が無いとのこと。
特殊なスプリングなのでこれが無いと困ります。新しく作るか、ほかの方法を考えるか思案中。

ピアノの修理終了

BL12完成 001
年末から預かっていたカワイのBL12というアップライトの修理が完成しました。19日にお客さんのもとに帰ります。昭和61年から調律されていなかったため、中は相当傷んでいました。それと鍵盤が異常に重く、調整して少しはましになりましたが、それでも68㌘ほど。今の標準は50~55㌘あたり。ダウンウエイト(鍵盤の手前に重りをおいて)53㌘、アップウエイト(下がった鍵盤に重りをおいて、鍵盤が上がっていく時点)を24㌘に変更しました。ずいぶん弾きやすくなりました。
鍵盤の木部もほこりやカビで汚れていたのでペーパーできれいに取り去り、新しくナンバリング。鍵盤のふたは傷が多すぎたので部分修理ではなく、全塗装しました。
明日は最終の調律をします。
新品のようになりました。ピカピカです。喜んでもらえればうれしいのですが。
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