2012年05月

教会のオルガン

金田教会のオルガン 001
知り合いの紹介で、ある教会のオルガンを修理することに。ストップが9個ついたヤマハの素敵なオルガンです。
金田教会のオルガン 005
年代は昭和の初期。重厚なつくりで、貫禄のある趣。ただ音量が小さく、すぐ息切れがするので演奏者は大変。
それに鍵盤が異常に重い。
金田教会のオルガン修理 002
牧師さんと関係者の方々で我が工房に運び込んでいただきました。
さっそく分解開始。ネジの錆びつきはほとんどなく順調。
製造番号は255001。22万台が昭和4年なので多分昭和7~8年製か。
金田教会のオルガン修理 005
ベルトは替えてあって大丈夫そう。多分30年まえくらいに一度修理されている感じ。
金田教会のオルガン修理 006
ふいごの大と小のラバークロスがやられていました。これではいくら踏んでも空気がもれていきます。
30年前にはこの部分の修理はされてなく、80年ぶりの修理になります。
金田教会のオルガン修理 008
とりあえず今日は原因解明が主なのではずせるところを全部はずしました。ネジの種類もいろいろなので、組み立てる時に間違わないようにしておきます。
金田教会のオルガン修理 010
外装がそうとうやられていたので、試験的に取っ手部分の剥離作業をしてみました。
金田教会のオルガン修理 011
専用の剥離剤で古い塗膜をとり、サンドペーパーで軽く木地を整えました。少し濃いマホガニーに仕上げるつもりです。ここからの作業は少し時間をかけてじっくりとやっていきます。
30日にピアノを見にこられるので明日はヤマハU3Hの仕上げとカワイピアノの最終仕上げです。

ヤマハU3A完成

ヤマハU3A完成 002
フレンジコードも新しく貼り替え、1本づつ動きを確かめながら取付。
ヤマハU3A完成 001
ペダルも新品同様になりました。
ヤマハU3A完成 004
鍵盤関係は一番時間がかかりました。
赤いブッシングクロスをフロントとバランスの計176か所張替え。木部もカビが付着していたのできれいに除去。番号もあたらしくナンバリング。
ヤマハU3A完成 005
鍵盤の小口(手前から見えるところ)が、このタイプは何をしてもはがれません。
専用の治具で削り落としで新しい小口をつけました。鍵盤押さえも新しく赤のフェルトです。
ヤマハU3A完成 009
錆びきっていた丁番も磨いて磨いてなんとか新品状態に。今後錆びないように金属用のコーティング剤で塗装しました。
ヤマハU3A完成 008
YAMAHAのロゴも新品時の輝きに。譜面丁番もこの際新品に。
ヤマハU3A完成 010
ピアノ椅子の脚が相当汚かったので、おまけに塗装です。専用の黒のウレタン塗装です。
ヤマハU3A完成 006
これで完成。調律は計4回しました。
調整は半日かけて弾きやすい状態に。
明日納品です。

ヤマハU3Aの修理

U3A(上田様) 005
4月30日に修理とクリーニングで入荷。
ヤマハのU3Aという器種で良いピアノです。
ただ長年使われていない(というか調律がされていない)状態で、錆・カビが問題。YAMAHAのロゴも完全に錆がまわっています。
U3A(上田様) 002
丁番もひどく錆びついています。
U3A(上田様) 003
ペダルはみんなこんなもんです。
U3A(上田様) 010
ヤマハに特有の「フレンジコード切れ」
この状態だと連打が出来ません。
U3A(上田様) 007
虫害も全域にわたっています。
U3A(上田様) 012
鍵盤は徹底してきれいにします。
U3A(上田様) 011
ハンマーも弦についた錆が移って、変な金属音が混じっています。
ファイリングして新品同様に戻します。
このほかにも直すところ多く、幸い特に予定のないこの連休中にみっちりと修理三昧です。
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