2012年12月
GS30のオーバーホールも完成まじか。
ダンパーフェルトもまだなじんでいないので、止音状態がイマイチ。何回も調整をしています。
チューニングピンの、いわゆるピン味はいい感じ。
巻線もドシーンとした野太い音で、一味違います。
何回も音を聞き、ハンマーの針刺しをし、音を整え、また音を聞き・・・。ずーっとその繰り返し。
段々と思っている音に近づいてきました。18日に納品の予定なので、まだまだ理想の音に近づけるために、音出しをし、整音をし、調整をし最高の状態に仕上げたい。ただハンマーも弦もダンパーフェルトもその他鍵盤関係のクロスも新しいので、動き幅が大きく、すべてがなじんで落ち着くのに時間がかかります。とりあえずいい状態で納品して、そこで弾き込んでもらって、また調整するという繰り返しでさらに良い音になります。楽しみです。
張弦・ハンマー交換も終わり、これから何回も調律と調整、それに音質を整える整音等をしていきますが、それと並行して外装関係の修理をします。
いろんな所にフェルトが使われていますが、大きさ・幅・厚さがいろいろです。
その為反物で、厚さの違う種類を何枚も持っています。
必要な分、切って使っています。
これは脚のキャスター。徹底的に磨いてピカピカです。
大屋根の蝶番。これも錆ていたので磨いて、コーティングします。いろんなところにゴムボタンが使われていて、これも大きさ・厚さがいろいろです。
大屋根のカーブになっている部分のゴムボタンをすべて新しく取り換え、ピカピカに磨きました。
いったん取付てしまうと、外側ではなく裏側になるので滅多に磨けません。今しかできない作業ではあります。
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