2013年05月
知り合いからの依頼で、珍しいピアノが修理で入荷。相当の年数で、アンティークな感じ。
音はばらばら。鍵盤の動き、アクションの動きも相当おかしい。
ガボーといえばフランスですが、どうやらドイツ製のピアノらしい。
2日の(日)に、貰い手の方が神戸から見にこられ、修理の方向(どこまで修理するか)を相談。取りあえず真ん中部分だけでも必要箇所の修理にかかっています。
ハンマーは長い年月で完全にへたっています。形だけは新品と同じように、ファイリングしましたが、はたして音はどうか?感触は硬めのハンマーではない感じ。あちこち直すところだらけ。スプリングはどれも錆びて弾力もありません。はずして交換。
バットフレンジといって、ハンマーの動きの蝶番にあたる部品。これもほとんどダメ。
センターピンを総交換。
ダンパーフェルト(音を止める)も傷んでいて総交換。その他のフェルト・クロスもほとんどダメ。
熱をあててはずして新品のフェルト・クロスに張り替えです。これも大きさ・太さ・幅がメーカーによっても、また1台のピアノの中でも違うので寸法を測りながら、専用の治具で製作しながら作業を進めていきます。
記事検索
最新記事
月別アーカイブ
プロフィール
piakobo
タグクラウド
QRコード