2013年07月
よーく見ると本体ケースの突板はがれ。徹底して直すとなると、大ごとに。まだ部分部分のはがれのようなので、接着剤を注入してクランプで止めました。それにしても奇妙な支柱です。
まだ巻線もハンマーも届いていないので、その間アクションの分解です。
やはりありました。ジャックという部品の動きが固い。スプリングで引っ張られていると分かりずらいのですが、はずしてジャックを動かすと手にかなり抵抗が。ここの動きが悪いと連打が効きません。1台(88か所)のうち30か所ほどが要修理。
どんどんと修理箇所が増えていきます。というか修理箇所はないかどうかという目線で分解していきます。このあたりを徹底しておくと後がうーんと楽になります。
イースタインというピアノの修理依頼。
昭和42年製のピアノです。関西ではあまりなじみのないピアノですが、関東ではファンも多く、オーバーホールをして生き残っていくといいのですが、だんだんと数も減り、今や幻のピアノ的な存在。
たまたまあるコミュニティーセンターでコンサート等に使われていましたが、状態が悪く、調律師もお手上げということで、我が工房に入ってきました。
Eastein TOKYO PIANO KOGYOのマーク。
見たところ響板割れはありませんが、ざっと調律してみると、チューニングピンがだいぶ緩い。これはひょっとしてピン板割れか。とにかく弦をはずして、鉄骨フレームをおろし、仔細に調べる必要が。
弦もすべてはずし、チューニングピンもすべて取り去り、ここまでは順調でしたが、フレームボルトが全く動きません。熱で温めたり、特別に作ったドライバーでアタックしたりいろいろ悪戦苦闘しましたが、結局ネジの頭を飛ばし、フレームを強制的にはずすことに。他にも数か所途中でネジが切れたり。相当錆で腐っています。
長さが100㎜ほどもあるばかでかいネジなので、これを取り出すのがまた一苦労。
そんなこんなで一日が過ぎていきます。
昭和42年製のピアノです。関西ではあまりなじみのないピアノですが、関東ではファンも多く、オーバーホールをして生き残っていくといいのですが、だんだんと数も減り、今や幻のピアノ的な存在。
たまたまあるコミュニティーセンターでコンサート等に使われていましたが、状態が悪く、調律師もお手上げということで、我が工房に入ってきました。
Eastein TOKYO PIANO KOGYOのマーク。
見たところ響板割れはありませんが、ざっと調律してみると、チューニングピンがだいぶ緩い。これはひょっとしてピン板割れか。とにかく弦をはずして、鉄骨フレームをおろし、仔細に調べる必要が。
弦もすべてはずし、チューニングピンもすべて取り去り、ここまでは順調でしたが、フレームボルトが全く動きません。熱で温めたり、特別に作ったドライバーでアタックしたりいろいろ悪戦苦闘しましたが、結局ネジの頭を飛ばし、フレームを強制的にはずすことに。他にも数か所途中でネジが切れたり。相当錆で腐っています。
長さが100㎜ほどもあるばかでかいネジなので、これを取り出すのがまた一苦労。
そんなこんなで一日が過ぎていきます。
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