2013年08月
ある先生から知人が披露宴でサプライズでピアノを弾くのでグランドピアノをレンタルしてほしいとの依頼。今手元にはヤマハとカワイのグランドピアノがあるのですが、どちらも梱包したまま。
普通は現地の会場に少し早めに行って調律をするのですが、それでは音がするのでピアノの使用がわかってしまい、サプライズにならないので運ぶ直前に倉庫で調律をすることに。
梱包を解いて、ピアノを立ててまた梱包・・・というのも運送屋をわずらわしずぎなので、自分ひとりで出来るように治具を作りました。まず2本だけ脚をとりつけ、治具を中心に、ゆっくりと倒していきます。立ち上がったところで、あとの左の脚を取り付けて完了。治具をはずしてそこにペダルを取り付けます。
予定ではそんなに力はいらない筈でしたが、少し設計ミスで、大汗をかきました。
それでも何とか無事立てて脚も取付、弾ける状態に。
これで直前に調律ができます。念のために早めに調律と整調をしておこうと思います。
普通は現地の会場に少し早めに行って調律をするのですが、それでは音がするのでピアノの使用がわかってしまい、サプライズにならないので運ぶ直前に倉庫で調律をすることに。
梱包を解いて、ピアノを立ててまた梱包・・・というのも運送屋をわずらわしずぎなので、自分ひとりで出来るように治具を作りました。まず2本だけ脚をとりつけ、治具を中心に、ゆっくりと倒していきます。立ち上がったところで、あとの左の脚を取り付けて完了。治具をはずしてそこにペダルを取り付けます。
予定ではそんなに力はいらない筈でしたが、少し設計ミスで、大汗をかきました。
それでも何とか無事立てて脚も取付、弾ける状態に。
これで直前に調律ができます。念のために早めに調律と整調をしておこうと思います。
いつものニカワです。コーヒーメーカーを利用しています。この保温温度がぴったり。重宝しています。ニカワ板を細かく砕いてこの小さい容器に入れ、水を足して適当な粘度まで溶かします。今回のハンマーを接着する場合は少し濃く、クロスやフェルトを接着する場合は薄く、というようにしますが、煮詰まってくると濃くなるので加減を見ながら水を足してやります。
シャンク棒の先に少しニカワを付けて、ハンマーを回しながら差し込み接着。
今回使用のハンマーはドイツのアベル社製。今まで何回かこのメーカーのハンマーを使っていますが、明るく、奥行があって少し上品な感じがします。
半分くらいスティック状態なので、センターピンの交換です。
シャンクローラーもたいぶ傷んでいるので、交換します。
ただ、これがはずれない。革の部分だけにニカワをつけるのですが、溝の中までニカワがまわっていて、びくりともしません。へたをすると、シャンクが折れたりするので、ここは慎重に、ゆっくりとあの手この手ではずしていきます。
新しいハンマーとシャンクローラー(ナックル)です。
あすから鍵盤のブッシングクロスを張る作業です。
着々とすすんでいます。
弦も張り終え、次は鍵盤の修理です。
白鍵の手前の部分の長さはヤマハで52㎜、カワイで50ミリでそれ以外のメーカーも殆どどちらかで間に合います。イースタインの場合、53.5㎜。そのためそれに合わせる作業が必要で、少し手間取ってしまいました。白鍵を白いアセトン溶剤でまずくっつけます。
圧着するため自作の治具ではさみます。
完全に接着できたら今度は新しい白鍵が少し大きめにできているので、その分をヤスリで木部のサイズに合わせる作業、これが結構神経を使うところで、超めんどくさい作業です。
それが出来たら順にナンバーを打っていきます。
このあとはブッシングクロスをフロント88か所、バランス88か所に張り込んでいく作業です。
だんだんと形が見えてきました。
白鍵の手前の部分の長さはヤマハで52㎜、カワイで50ミリでそれ以外のメーカーも殆どどちらかで間に合います。イースタインの場合、53.5㎜。そのためそれに合わせる作業が必要で、少し手間取ってしまいました。白鍵を白いアセトン溶剤でまずくっつけます。
圧着するため自作の治具ではさみます。
完全に接着できたら今度は新しい白鍵が少し大きめにできているので、その分をヤスリで木部のサイズに合わせる作業、これが結構神経を使うところで、超めんどくさい作業です。
それが出来たら順にナンバーを打っていきます。
このあとはブッシングクロスをフロント88か所、バランス88か所に張り込んでいく作業です。
だんだんと形が見えてきました。
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