2014年09月

ハンマーの第1整音

No500オーバーホール 001
ハンマーの穴あけ作業の前に、第1整音といって、このままではハンマーのフェルトが相当固いので、針を刺してほぐします。
No500オーバーホール 004
特にハンマーの肩の部分に針を刺す、というより叩き込んでいきます。
ハンマーを取り付けてから実際に音を聞きながら又この針刺しはします。
No500オーバーホール 005
その間に塗装の続きをしましたが、ここで問題発生。多分いつの時期かにアイボリー色で塗装が部分的にされており、この時の塗料がどうやらラッカーで、私の使っている塗料はウレタン系なので前のラッカーを溶かしてしまいます。この写真はもう一度すべて塗料を落として、下塗り~中塗りをしたところ。結構手間がかかります。

鉄骨フレームの金粉塗装

No500鉄骨フレーム金粉塗装 001
汚れや油分をきれいに取り、十分乾かします。
No500鉄骨フレーム金粉塗装 003
万遍なく全体に金粉塗装を施しました。いい感じになりました。明日は本体に戻して、弦を張る準備に入ります。

グランドピアノの白塗装

笠井さまN500白塗装開始 010
今日は朝からカラッとした天気。絶好の塗装日和。K様のカワイNo500の塗装を始めました。
きれいな明るいホワイトにします。
笠井さまN500白塗装開始 014
本体の塗装は完了。それ以外の部品の塗装は追い追いやることにして、次は鉄骨フレームの金粉塗装~本体に取り付けて弦張り~ダンパー修理・アクション修理・鍵盤修理等々。
やることが目白押しに控えています。10月末完成に間に合うか?ちょっと心配。

グランドピアノのオーバーホール

No500その2 007
いきなりこの画像ですが、約65年前のグランドピアノのオーバーホール。すでに弦やもろもろをすべてはずしてあります。一番重い鉄骨フレームを吊り上げているところ。
No500その2 006
外装はアイボリーですが、全体に細かいヒビが無数にあります。下地まで塗料を落として、もう一度下地からやり直す必要があり、これは結構大変な作業。依頼主のK先生は「ざっとでいいので」と軽くおっしゃいましたが、そんな訳にはいかないようです。ま、乗りかかった船、がんばってみます。

ヤマハC3納品

NO500 003
ヤマハのC3、修理・調整・整音も完了し、S様宅へ無事納品。
音を少し硬めに、鍵盤の重さを重めに、という要望もあり、時間をかけて整音をしました。また弾き込んでいく中で音も変化しますのでこれからもお客さんと音作りをしていきたいと思います。
NO500 001
同じ日に、K様からこれはオーバーホールの依頼で相当古いカワイのグランドピアノです。
No500という器種で軽く50年は経っています。
弦・ハンマー・アクション・鍵盤・各フェルトクロス等々ほとんどやりかえです。
おまけに外装はアイボリーなのですが、バリバリにひびが入っていて、塗装も。結構大変なオーバーホールになりそうです。
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