2014年12月
先月末のことになりますがホームページをご覧になって、「古いピアノだが直るかどうか見て欲しい」とのお問い合わせ。すぐに見にいきました。京都の左京区で家具店を経営されていてご主人が子供の頃によく使ったとのこと。ウエストミンスターというピアノで、ほかでも何軒か調律に行って知っていますが部品は贅沢なものを使っています。
鍵盤は黄色く変色していますが、1枚ものの象牙です。ハンマーもドイツ製が使われています。ただ、年数も経っていて修理・交換するところが結構あります。それでも直せばしっかりとしたいいピアノになると思い見積もりをお渡ししました。
私以外にも何社か見積もりを依頼されておられたのですが、後日正式に修理依頼がありました。
早速工房に引き上げて、すべての部品を点検。どんどんばらしていきます。
家具店も改装されるとかで、修理期限は4月頃まででOKなのでゆっくりとすればいいのですが、なにせ手が止まりません。
この際、時間もたっぷりあるので気になるところはすべて直していくつもりです。Mさん、楽しみにお待ちください。
鍵盤は黄色く変色していますが、1枚ものの象牙です。ハンマーもドイツ製が使われています。ただ、年数も経っていて修理・交換するところが結構あります。それでも直せばしっかりとしたいいピアノになると思い見積もりをお渡ししました。
私以外にも何社か見積もりを依頼されておられたのですが、後日正式に修理依頼がありました。
早速工房に引き上げて、すべての部品を点検。どんどんばらしていきます。
家具店も改装されるとかで、修理期限は4月頃まででOKなのでゆっくりとすればいいのですが、なにせ手が止まりません。
この際、時間もたっぷりあるので気になるところはすべて直していくつもりです。Mさん、楽しみにお待ちください。
弦・ハンマー等もすべて終わり、残っていた外装の塗装をしました。
下塗り、中塗りはしておいたので、最後の上塗りです。黒のウレタン塗装。このあと一日乾かして、水砥ぎといって800番くらいの耐水ペーパーで塗面を均一にし、1ミクロンくらいの細かさのコンパウンドでバフ掛けをし、艶出しをします。最後にオイルで艶をだして完成。
ダンパーフェルトは画像のように奥を先につけておいて、ダンパーを取り付け、弦に手前のフェルトを置いて現物合わせで接着していきます。このやり方が弦の振動を止めるのに確実です。
あとは何回も何回も調律をし、各部の調整を繰り返し精度をだしていきます。
下塗り、中塗りはしておいたので、最後の上塗りです。黒のウレタン塗装。このあと一日乾かして、水砥ぎといって800番くらいの耐水ペーパーで塗面を均一にし、1ミクロンくらいの細かさのコンパウンドでバフ掛けをし、艶出しをします。最後にオイルで艶をだして完成。
ダンパーフェルトは画像のように奥を先につけておいて、ダンパーを取り付け、弦に手前のフェルトを置いて現物合わせで接着していきます。このやり方が弦の振動を止めるのに確実です。
あとは何回も何回も調律をし、各部の調整を繰り返し精度をだしていきます。
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