2016年02月
60年ほど前のヤマハピアノの塗装修理です。木目がきれいなピアノですが、上塗りのカシューが劣化してきて塗り直しをしています。
まず剥離剤でカシューをはがしてペーパーで木地を整え、もう一度マホガニー色に着色。この写真はサンディングシーラーという下塗りの塗料を吹き付けているところ。透明で結構厚く塗る事ができます。
充分に乾いたところで800番の耐水ペーパーで水砥ぎをして平滑にします。ここの作業がしっかりとできているとあとの仕上がりがきれいになるのでしっかりと研ぎ出します。ただやりすぎると下地が出てきてもう一度一からやり直しになるため結構神経を使います。
充分に乾かしてから透明のポリウレタン塗料を吹き付け。
いい感じになりました。
明日は最終のバフ掛けをして完了です。
明日は雨になるそうで、調律の合間に今日塗装をしておいて一安心です。
まず剥離剤でカシューをはがしてペーパーで木地を整え、もう一度マホガニー色に着色。この写真はサンディングシーラーという下塗りの塗料を吹き付けているところ。透明で結構厚く塗る事ができます。
充分に乾いたところで800番の耐水ペーパーで水砥ぎをして平滑にします。ここの作業がしっかりとできているとあとの仕上がりがきれいになるのでしっかりと研ぎ出します。ただやりすぎると下地が出てきてもう一度一からやり直しになるため結構神経を使います。
充分に乾かしてから透明のポリウレタン塗料を吹き付け。
いい感じになりました。
明日は最終のバフ掛けをして完了です。
明日は雨になるそうで、調律の合間に今日塗装をしておいて一安心です。
カワイのKG3D,弦をはずしチューニングピンもすべて取り去りボルトも取って、やっとフレームをはずすことが
出来ます。きれいなフレームで問題はなさそうです。ピン板もひび割れ等もなく、いい感じです。
特にピン板の状態はこのようにフレームをおろさないと見る事ができません。状態を確認しないで弦を張ってしまったら、後悔することになります。
フレームを止めていたネジ・ボルト類。結構サビついているのもありました。
フレームの裏側から高音の弦が通っている箇所(ベアリングと言います)の確認。弦の圧力で深く筋が入っています。高音は弦も細く、鉄骨に食い込んでいくと最後には切れてしまいます。よく「弦が切れた」というSOSで直しにいくことがあります。結局深く溝ができてしまうと何回でも弦が切れたりします。根本的には溝がないようにするのですが、フレームをおろした時でないとなかなかできません。
オーバーホールの作業というのはやることが一杯です。
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