2016年02月

半世紀以上前のヤマハピアノ

大石さんのピアノダンパーほか 005
1月からお預かりしていた茨木市のUさんのピアノ、やっと完成し、今日納品でした。
半世紀以上も前のピアノでしたが、管理状態も良く完璧に再生できました。ただ外装はカシュー仕上げで塗膜の劣化がかなりあり、一旦塗装面をすべて落とし、もう一度マホガニーの色を作り最後に透明のポリウレタン塗装をしました。全部ではないのですが、主要な部分の塗装し直しなので、これで耐久性も増したと思います。このピアノはペダルが2本で、弱音装置がついてなくて、ご近所に遠慮されておられたので少し控えめの音にしました。長くお使いください。

ボールドウィンピアノ

2016_0220_142856-IMGP0094
今日ははじめてのお客さんで、ボールドウィンのピアノでした。
アメリカのメーカーで、今までにも何台か調律や修理をしていますが、このピアノも隅々まで凝った造りになっていて工芸品という感じがします。
ボールドウィンのハンマーパンク 001
音のほうはあまり問題は無かったのですが、低音部のハンマーの一部が写真のようにパックリと開いてしまっています。これではしっかりした音が出ません。普通、ハンマーと木とのはがれを防ぐためにリベットが打ち込まれているのですが、このピアノではありませんでした。
以前修理した同じボールドウィンも低音部の半分ほどがハンマーパンクでした。
時間がなかったので持ち帰って接着してねじ止めして修理することに。

ピアノの2階上げ

上中さん、大石さん 011
1昨日のこと、修理・クリーニングを終え納品しました。
建物の前面に電線が張りめぐらされており側面からの作業となりました。屋根の出っ張りと前の電線とのわずかな間からピアノを入れるのですが、これが測ったようにぴったり。うまく入りました。
この日は朝から雨が降っていて延期かなと思ったくらいでしたが、作業の間は晴れ間が出るくらいで、すべてがラッキーでした。Uさん、幸先がいいですね。これからもどんどんピアノを使ってください。

木目ピアノの塗装

上中さん塗装サンディングシーラー 002
60年ほど前のヤマハピアノの塗装修理です。木目がきれいなピアノですが、上塗りのカシューが劣化してきて塗り直しをしています。
まず剥離剤でカシューをはがしてペーパーで木地を整え、もう一度マホガニー色に着色。この写真はサンディングシーラーという下塗りの塗料を吹き付けているところ。透明で結構厚く塗る事ができます。
上中さん塗装と大石さん鍵盤 005
充分に乾いたところで800番の耐水ペーパーで水砥ぎをして平滑にします。ここの作業がしっかりとできているとあとの仕上がりがきれいになるのでしっかりと研ぎ出します。ただやりすぎると下地が出てきてもう一度一からやり直しになるため結構神経を使います。
上中さん塗装と大石さん鍵盤 006
充分に乾かしてから透明のポリウレタン塗料を吹き付け。
上中さん塗装と大石さん鍵盤 008
いい感じになりました。
上中さん塗装と大石さん鍵盤 007
明日は最終のバフ掛けをして完了です。
明日は雨になるそうで、調律の合間に今日塗装をしておいて一安心です。

グランドピアノのフレームおろし

上中さん塗装、渡辺LGP 006
カワイのKG3D,弦をはずしチューニングピンもすべて取り去りボルトも取って、やっとフレームをはずすことが
出来ます。きれいなフレームで問題はなさそうです。ピン板もひび割れ等もなく、いい感じです。
特にピン板の状態はこのようにフレームをおろさないと見る事ができません。状態を確認しないで弦を張ってしまったら、後悔することになります。
上中さん塗装、渡辺LGP 003
フレームを止めていたネジ・ボルト類。結構サビついているのもありました。
上中さん塗装、渡辺LGP 008
フレームの裏側から高音の弦が通っている箇所(ベアリングと言います)の確認。弦の圧力で深く筋が入っています。高音は弦も細く、鉄骨に食い込んでいくと最後には切れてしまいます。よく「弦が切れた」というSOSで直しにいくことがあります。結局深く溝ができてしまうと何回でも弦が切れたりします。根本的には溝がないようにするのですが、フレームをおろした時でないとなかなかできません。
オーバーホールの作業というのはやることが一杯です。
記事検索
livedoor プロフィール
カテゴリ別アーカイブ
タグクラウド
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ