2016年08月

イギリス製のピアノ

白いピアノ 004
昨日、WEBでお問い合わせいただいたTさんのピアノを引き上げました。
正真正銘のイギリス製のピアノですが、外装の痛みも結構あり、何よりもピアノとしての機構が
大変な状態になっています。単なるインテリアとして置いておくのには何ら差し支えがないのでしょうけれど、直すとなると、部品の規格も違うので部品作りからはじめないと直りません。
といって処分するにはピアノが可哀そう ということで相談されてきました。
取りあえず持ち帰って、何年かかるかわかりませんが、仕事の合間に少しづつでもコツコツとなおして行こうと思います。Tさん、完全に直ったら弾きにきてくださいね。

白いグランドピアノ

白いピアノ 001
昨日、急に連絡が入りお店においてあるグランドでこの日曜日にライブをするとのこと。昨年12月に私が調律にお伺いしている白いグランドです。
音を出してみたら、その狂いの激しいこと、前回はA=442で調律をしておきましたが、測ってみるとA=436 暖房や冷房が直接あたる場所に置いてあることもあり、すさましい狂い方です。明日ピアノを使ってのライブ(有料)ということで、だいぶあせりました。
まず全体を443くらいでざっとピッチを上げ、2回目は442に合わせて調律。音も全体的にこもった感じ。相当控えめのハンマー硬化剤で すこし明るめの音に。
調律をし終えて、簡単な曲を弾いてみると初めとは打って変わって気持ちのいい音になってくれました。この状態で明日のライブで使っていただければいいのですが。ただ調律中も天井から気持ちのいい冷房の風が。実はこれがくせもので、明日の本番では人もたくさん入るでしょうし、冷房もそれなりに強くされ、その分またピアノも狂ってくるわけです。ま、仕方ないといえばそのとおりなのですが、やっぱり気にはなります。

10か月ぶりの再会

K48 001
今日は当工房で修理したカワイの60年ほど前のK48の調律に行って来ました。ここには2匹のキャバリアと1匹の黒猫がいます。
お宅に着いた途端、2匹のキャバが玄関でお出迎え。部屋に入ろうとするとピアノの脚のあいだから
黒猫ちゃんが。この子はいつもこの時間はお昼寝タイムで、今日は運よく出会うことができました。
K48 002
3匹とじゃれあっていると、なかなか仕事モードに入る事もできません。可愛いしぐさの写真をいっぱい撮りたいのですが、きょうは調律の仕事にきているのですからぐっと我慢して、調律をはじめました。また来年来るのが楽しみです。

65年前のヤマハに消音を取り付け。

ヤマハNo200消音取付 001
65年前のヤマハのNo200 内部の修理、外装関係もすべて終わり、調律・調整も済ませ、消音の取付をしています。消音キットの仕様が88鍵用しかなく、85鍵のこのピアノに合わせるのに結構手間取りました。その他うまく整合しないところが多く、手を加え調整をしの繰り返し。65年まえのピアノに最新の装置を取り付けるのですから、手間がかかるのも承知の上ですが。
ただ完成したあと千葉県に納品するので、完全に仕上げておかないと次の調律師さんに迷惑がかかると思うと、少しでも気になるところがあれば、またはずしてやり直し、ということをやっているので普通以上に時間がかかっています。27日に運送屋さんが取りにくるので、すこしあせっています。
それとも千葉まで調律に行こうかな。

お墓まいりに行ってきました。

2016_0814_102112-IMGP0193
お盆の14日にお墓詣りに行ってきました。午前中は私の両親が眠る宇治の黄檗にあるお墓に、午後からは妻の両親が眠る大津比叡山の麓のお墓に。画像がそうです。杉に囲まれセミの鳴き声だけの静寂な空間です。ここだけはいつ来ても景色・雰囲気が昔から変わらず、おごそかな空気を感じられるところです。
今日だけは完全な休養日です。また明日から工房で修理作業が続きます。
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