2016年09月

奥さんも修理に参加 アトラスピアノ

Tさん宅 002
今日はアトラスピアノの修理に行ってきました。長い間調律もされていなかったピアノですが、作りがしっかりとしていたのと、サビ、ほこりの影響での修理があり、直せば良い状態になると判断。アクションを持ち帰り修理をしました。その間、ピアノ本体の、特に鍵盤の下のキーピンという部品の錆取りを、依頼主の奥さんにお手伝いしてもらい、磨いていただきました。磨き方とか磨く材料、それに新しいクロス等をお渡しし、手の空いた時に作業をしてもらったわけです。当然その分は修理代が安くなりますし、ピアノの構造の一端も勉強できますし、何よりも自分が直したピアノという感覚を味わえます。
残念ながらいつものことで話に夢中になってピアノの画像を取り忘れてしまい、家の裏側の庭からの画像だけになりました。また調律に来るのが楽しみです。

手がけたピアノのアフター

大阪と京田辺、W先生のGP 001
一昨日は大阪のSさんの調律、昨年修理とクリーニングを施したヤマハのU3H。少し狂いは出ていましたが音は私好みのいい音を出しています。また来年来るのが楽しみです。
大阪と京田辺、W先生のGP 003
そのあと京田辺のNさんの調律。このピアノはもとも黒のヤマハのU3でしたがNさんのたっての願いで木目に作り替えました。ピッチもA=432を指定。普通は440から442ですが、この432の世界はすごく落ち着きます。
弦楽器の工房もされていて、音にたいする造詣も深くピアノもこの空間に違和感なく溶け込んでいます。
大阪と京田辺、W先生のGP 004
翌日はこの春にオーバーホールをしたカワイのKG3D。弦もハンマーもドイツ製に替えました。新しい弦なのでまだまだ狂いが出て来ます。今回2回目のサービス調律をしました。あと何回かのサービス調律で段々と仕上がっていくと思います。音の伸びは文句なしです。少し硬い音、こもった音と、バラツキも出てきています。次回その辺もW先生の好みの方向で整音していきたいと思います。

断弦の修理 京大吉田寮

京大吉田寮 002
今日は朝からアップライトピアノの低音部分の弦の張り替えと、2件目は調律、そのあと京都大学の吉田寮にあるヤマハのU1Gの低音部の巻線断弦修理にいってきました。
木を見ただけで歴史の重みを感じる寮です。丁度行った時に停電をしていてピアノの置いてある部屋も真っ暗。
大学院のHさんに懐中電灯をあててもらいながらの作業。弦もあまり切れる場所でない低音の巻線部分。浜松の業者に同じものを巻いてもらい、2~30分ほどで作業完了。と同時くらいで電気も回復。そのため張弦作業の画像がありません。
寮の中は昭和の学生の世界がそのまま残っている感じで、私的には響愁を覚えました。

ドルファーピアノの組み立て

ドルファーピアノの塗装 001
 パーツごとの塗装も雨の影響でなかなか進みません。とにかく本体を最低限の状態にしないと、せっかく張った弦の調律等も出来ません。雨の合間を縫ってようやく腕木や脚、ペダル周り等の塗装を終えました。
ドルファーピアノの塗装 003
とにかく調律・調整ができる形まで組み立てて、明日から音出しの予定です。
鍵盤のふたや他の部品の塗装は明日以降にする予定。
はじめ工房に来た時は再生不可能かもと思ったこのピアノですが、今こうして組み立ててみるとだんだんとピアノらしい輝きと雰囲気が増してきました。これから音を決めていきますが、不安ものこりますがどんな音をだしてくれるかワクワクもします。Kさん、もう少しお待ちください。

小鳥の家

GP用台車とNo500 010
塗装小屋を作った余り木で、小さい鳥小屋を製作。しばらく鳥も近寄らないただの
箱でしたが、珍しくたくさんのスズメが遊びに来てくれました。入れ替わり立ち代わり丸い入り口から出たり入ったり。妻と二人で窓から音をたてずに、ずっと観察。15分ほどピーチクピーチクと賑やかなことでしたが、
何かに驚いて一斉に飛び立っていきました。農家のかたには申し訳ないですが、可愛いもんですね。
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