私の好きなピアノの一つ、カワイのKL11KFがついに嫁ぐことに。本当は売らずにずっと工房に置いておきたかったのですが。
木目の猫足でインテリア性の高いピアノです。
せっかく嫁ぐことになったので、中身を徹底的に直したいと思います。
まず本来は鹿革が使ってあるところが、人工の皮革が張られていて経年変化でボロボロ状態。カワイのピアノでは良く見かける風景です。キャッチャーという部品とバットという部品です。
鹿革を大きさにカットしてまずR部分に接着。そのあと面の部分に接着します。
これで完成です。これを88個貼り直します。
錆びていた弦、チューニングピン、プレッシャーバー、ネジ等を徹底的に磨いてぴかぴかにします。
底板もサンダーできれいに。ペダルもピカピカです。再度錆びないようにコーティングもしました。
あとは後日組み立てて調律・調整を繰り返し、最高の状態に。Yさんもう少しお待ちください。