2017年07月
最近白いピアノをブログで投稿していたら、今日の調律の依頼は偶然にも白いグランドピアノでした。
ある高校の音楽室のピアノで、ホームページを見て依頼して頂きました。
今年3月に調律をされたようですが、音程が合っていないように思うとのこと。さっそく音だしをしてみたところ、まずユニゾンがだいぶ狂っていました。ピアノの場合、一つの音を出すのに3本の弦を一緒にたたく構造になっています。(低音部は2本から1本)ソの鍵盤をたたくと3本の弦がまったく同じソをだしてくれないと、音が濁ります。ワンワンとなるわけです。ユニゾンが狂っているとか、ユニゾンが合っていないとか言います。
そのほかでは、高音部がすごく低かったです。それに音質がバラバラで、出る音、こもった音が交差にあるみたいで、まったく統一感がありませんでした。
今回は調律といくつかの調整と整音をして少しでも弾きごこちのいいようにしました。次回(来年)も来て欲しいとのことでしたので、次回は整音と調整をじっくりするつもりです。音楽のM先生、希望をどんどん言っていただければ、このピアノ、もっともっといい感じになりますよ。乞うご期待です。
この前から作業の合間にやっていたヤマハU1Eの弦の張り替えも完了し、いざ組んでいこうと思ったのですが、バラバラにしてある部品郡を見てせっかくここまでバラしてあるので、元の黒のままでは芸がないなと、急遽白いピアノにすることにしました。オーダーも入っていない自由きままなピアノ作りです。
傷のパテ埋めをし、下塗りをして今日は白のサフェーサーを吹きつけました。
水研ぎをして下地を整え、もう一度サフェーサーを吹き付け、水研ぎ。
最後に艶ありの白を吹き付けます。塗装は時間がかかる作業ですが、どんどんきれいになっていくのが実感できて楽しい作業です。
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