DSCN5492

W先生のグランドピアノの弦張替えも最終段階。音を止めるダンパーの製作です。
高音、次高音、中音、低音とセクションがあり、弦の長さや太さも違います。弦の振動の強さも当然違うので止めるフェルトの形状も異なります。平止め、3本止め、2本止め、1本止めの4種類のダンパーフェルトを個数分切り分けて準備。
DSCN5494
平止めのフェルトをダンパーウッドに接着して、3本弦のところに取り付けました。このあたりは弦の振動の力もまだ弱いので、上からソフトに押さえても音が止まります。
DSCN5496
同じ3本弦でも弦が長くなってくると、それなりに振動力も強くなってくるので、W型をした3本止めフェルトでないと音は止まりません。奥を付けたあと、手前から弦に当ててスライドしながら取り付けていきます。この辺は結構気をつかうところです。
このあと2本弦、1本弦とすすみ、今日中に完了しました。明日から何回も何回もピッチを上げていきます。近々W先生にも来ていただき、試弾してもらい音の方向性を決めながら仕上げていきます。