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今日は塗装やオーバーホールを終えたカワイNo500の納品でした。外装の塗装も、半世紀以上前となると今の塗料と違って、カシューが使われておりその上から溶解度の強いウレタン塗装をすると、カシューが動いてひび割れのようになってしまいます。サンダーでカシューをあらかた落として下塗り→上塗りとしたのですが、それでも下地のカシューの影響でヒビが出ます。磨いては下地を塗り、また磨いては下地という重ね塗りで何とか上塗りの黒のウレタン塗装ができました。ここは養護学校ですが、大屋根の裏側に写るフレーム・弦を見て先生方も感動されていました。
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響板も方々割れが生じていて、丁寧にウメギをして直したので、音の広がりも良くなりました。鉄骨フレームや弦もピカピカです。新しい弦は弾力性があり、すぐ音が狂います。また来年1月に来て調律をします。2~3年はこまめに調律をすると落ち着いてくると思います。3~4回はサービスで調律をつけてあります。今まで倉庫のようなところで長い間放置されていたピアノですが、これでまたいろんな場面で活躍してくれると思います。