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半年ほど前から注文を受け、カスタマイズしたヤマハのW101,先日納品してきました。
離れに45平方メートルほどの音楽堂を建てられ、その一部の風景です。屋根がドーム状になっていて
すごく響きがいいので、お聞きしたら何回も業者と打ち合わせをし、響きが一点に集中しないように3次元的に設計してあるとのこと。ここでシンセやハープ、それに趣味のギター等の演奏がこれから繰りひろげられるとのことで楽しさ満載の音楽堂です。
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お納めしたピアノはヤマハのW101,もともとの色は薄いウォルナットでしたが、もっと豪華で大人の雰囲気を出したいので、濃いめの木目に塗装し直しました。椅子も黒から木目にしました。
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少しわかりにくいのですが、ふたの中にあるYAMAHAのロゴ、遊び心でHをDにすると、依頼主さまの「YAMADA」になることを提案したら、いいね!と快く了承していただき、オンリーワンのピアノになりました。実はこのロゴを替える作業、大変でした。同じ字体がないのでDだけを替えるわけには行かず、結局ふたの中側をすべて削って、よく似た真鍮で出来た字体を貼り付け、何回も何回も塗装面を肉付けして象眼仕上げのようにしました。いろいろなミュージシャンが出入りされる予定とのことですので、話題になればと思います。ちなみにこのピアノで歌の稽古をうけておられる94歳のおばあちゃんのお名前の「FUJIKO」のロゴも入れてあります。探して下さい。